みなさんこんにちは
若い看護師さんに、
相澤「早く沙婆(シャバ)の空気が吸いたいです。」と言ったら、
看護師さん「シャバってなんですか?」
と言われた相澤です。
シャバって死語なんですね。
ということで、今までの病状と現在の後遺症についてお話ししておきたいと思います。
手術に至った経緯
今回転移が見つかったのが、
↑ここと
↑ここ
↑そして、この胸骨の裏側。
この位置の腫瘍を切除するために予定された切開の範囲は、
↑この範囲です。
胸骨の裏で、取れない場合は胸骨切除。
迅速診断で甲状腺癌だった場合、甲状腺も切除する予定でした。
↑このような術式で、予定手術時間は6時間です。
前回の手術は
↑この範囲でした。
頸部のリンパ節を郭清(切除)すると、肩関節の可動域が狭まり、唇の麻痺が残ります。
今回は鎖骨上の切除。首の筋肉も一部切除です。
もし手が動かなくなれば、美容師生命は終わりです。
手術のリスクと向き合うとは、今後の人生の質(QOL=クオリティーオブライフ)を考えることになります。
術後の状態
↑右肩が前に出ています。
↑通常は首の筋肉で後ろに引っ張っていたんですね。
↑腕を上に上げるとこのようにピッタリ顔につかなくなります。
↑同様に腕は180度開きません。
腕の動きは、かなりの痛みが伴いますが前回はリハビリ半年で取り戻せました。
↑首はここまでしか上を向けなくなりました。
皮が足りない感凄いです。
↑咀嚼や飲み込むとピリピリと神経に触れます。
特にここから
↑ここを通り
↑ここまで、神経の束が通っているようです。
ここを押さえると、飲み込んでもピリピリしません。
首周りの感覚は、タートルネックを着ているようです。軽くしめられている感じですね。
このあたりは、癒えていくのか消えるのかわかりませんが、あまり気にすると本当に辛くなるので無視しています。
↑参考になれば動画でもご覧ください。
↑5年前、頸部の悪性腫瘍除去後の状態です
現在の状態
↑刺激的な写真なので白黒です。
術後10日にして傷が感染を起こし、切開、排膿。抗生剤の治療が奏して熱も下り赤みも引きましたが、傷自体が塞がらないため、朝晩洗浄と日に3回の点滴を受けております。
食事再開
10日ぶりのご飯は、10日液体のみで過ごした人にしかわからない。
食べることの幸せを感じさせてくれるものでした。
復帰について
上手くいけば来週いっぱいで退院できそうですが、無理の場合は連絡させていただきます。
体力を落とさぬよう運動をかかさず、
6時起床、9時消灯。3食低カロリー食。
入院する前より確実に健康になって来てしまいました(笑
退院したらすぐに復帰できます!!
今後の治療は決まっておりませんが、追加治療が入る可能性もございます。
ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
平凡な日常のありがたさ
↑隣のベッドだったTさん
舌がんの手術をなさいました。口内炎のがん化だそうです。
舌の3分の1を切除した初期の舌がん。
髪の毛が一本入っても気になるほど敏感な口の中。術後の感想は、
「口の中にぽっかり空洞が空いてるみたいだよ、、、」
肉の塊が、飲み込めずに残していらっしゃいました。このあたりはリハビリでカバーしていくことになるのでしょう。
失ってみてわかる身体の機能。
普段は勝手に働いてくれています。
日々感謝をしながら、その時その時を楽しんで生きよう
この記事が、同病の方の勇気になることを祈っております。
みんな 頑張りましょうね^^
相澤さん、手術、リハビリお疲れ様です。
復帰お待ちしてます!
あ、今(^_^;)こんな顔しませんでした?(笑) 奥住